「雨」について

なんて自分はダメなんだろうと思うことがあります。

きっと多くの人が一度は思ったことがあるのかも知れないです。

ただ、僕はよく思います。

天才と凡人の間に水平に引かれた線のまさしく凡人のところにいるなと思います。

毎日頑張ろうとしても、その歩みは遅々として進まず、

むしろ、逆方向に進んでいるときもあります。

それなのに理想は一丁前で。

とてつもなく大きくしてしまった理想の前に立っている自分がひどく小さく感じます。


「何かやりたいことがあったはずなのに、
苦しむために苦しんでいるように思えて馬鹿らしいな。」

そんなことを思いながら、

大雨の中、ぼんやりと電車に乗っているときに書いた歌詞です。

 

 

降り続く雨に向かって考える

昨日の失敗

言わなきゃ良かった言葉とか

 

心の中、大声で叫んでいる

願いはいつだって叶えられない

 

悲しむことに飽きてしまいたい

ただ夢を見るだけなんだ

期待してしまうことの罰を受けて

 

鳴り止まない雨音に耳を向ける

かすめるよう

どこかが痛んだ気がした

 

心の中、大声で叫んでいる

こんなにも面倒なことになるくらいなら

 

苦しむことに飽きてしまいたい

澄み渡る優しさのために

血を流さなければならないのなら

 

街の中、街灯はぼやけて見えて

降り続く雨に

ひっそりと身を委ねながら

 

心の中、大声で叫んでみる

どうせいつか死んでしまうのなら

 

夢見ることに飽きてしまいたい

そんな気持ち知らずに

雨はいつまでも降り続いたんだ

 

 


高森